表2.胃がん検診の国際的評価

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1.日本における胃がん検診は胃がん死亡率の減少に貢献していると思われるが、その貢献度は罹患率の減少に比べると小さい。
2.胃X線2重造影法によるスクーリニングは、高度な器械を必要とするし、特異度が低い。したがって、発展途上国での適用には制約がある。
3.現時点では、日本以外の国では、胃がん検診を公衆衛生の施策としては勧めない。
(UICCがん検診に関する国際ワークショップ、イェーテボリ、1987年、Chamberlain et al., 1988)

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