ちば福祉news

誰もがありのままにその人らしく地域で暮らす。

平成17年7月8日発行 第1号

発刊にあたって

 千葉が変わってきました。「え、そうなの? 実感ないなあ」という人のために、「ちば福祉news」をお届けすることになりました。
 中核地域生活支援センター、福祉フォーラム、ブレーメンプロジェクト、障害者差別をなくす研究会……。健康福祉千葉方式でまいた種は、さまざまなところで芽が出てきました。県外からは千葉に熱い視線が投げかけられているのに、県内の仲間には十分に情報が届いていなかったという反省に立ち、これからはできるだけリアルタイムに「ちば福祉news」をメールで配信していきます。
 ドキドキするような実践、ワクワクする楽しい計画もいっぱいあります。
 どうぞご期待ください。

研究会・作業部会の活動状況

 「発刊にあたって」にかかれていますとおり、現在、プロジェクト・ブレーメン、障害者差別をなくす研究会をはじめとする多数の作業部会・研究会が、県庁内会議室で夕方から深夜まで開催されています。福祉の現場の方々や市町村行政の方々が委員として参加されていますが、いずれも全面公開で、誰でも傍聴可能です。傍聴者にも会議資料を配布しています。お時間と興味のある方は、ぜひ一度、参加してみませんか?
 以下、各研究会等の目的や開催日程表のアドレスを記載するとともに、今回は3つの研究会の座長等が現在の進捗状況を報告してもらいました。

プロジェクト・ブレーメン各作業部会・研究会の開催日程
 http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_syafuku/kenkyu/nittei.html
「新たな地域福祉像」実現に向けた10の実践
 http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_syafuku/kenkyu/0722chougi.html
千葉県健康福祉部障害福祉課
 http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_syoufuku/index.html

あなたに合わせた支援を星の数ほど研究会

座長 筒井啓介

 介護保険や支援費制度のような公的サービスだけではまかないきれない制度外福祉サービスを必要としている人は地域に数多くいます。
 私たちの研究会ではそれぞれの現状に合った本当に必要とされる福祉サービスを提供できる社会起業家を千葉県内に星の数ほど創出することで、誰もがありのままに自分らしく地域で暮らすことの実現を目指しています。今後は研究会をNPO法人に発展させ(2005年9月頃認証予定)、具体的に千葉県内に星の数ほど制度外サービスを創出する仕組みや仕掛けを積極的に行っていきます。

障害者の差別をなくすための研究会

副座長 佐藤彰一

 もうすぐ「中間報告」が出ます!昨秋募集した約700件の差別事例を基に、差別とは何か、どうしたらなくせるのかなど議論してきました。これから、いよいよ条例づくりです。傍聴に来てください。現在、県庁HPでミニタウンミーティングの実施団体の募集も行っていますので、奮ってご応募ください。

「誰でもわかる」福祉サービス評価システム作業部会

座長 服部万里子

 介護保険や支援費制度の導入により、利用者が自分にあった質の高い福祉サービスを選択し、安心して利用できるような環境づくりが求められています。福祉サービスの第三者評価は、第三者が客観的に福祉サービスを評価し、その評価結果を公表されることにより、利用者の福祉サービスの選択と事業者の質の向上に資することが期待されています。
 国からはいくつかの異なった評価制度が示されていますが、当作業部会では、千葉県独自として、全ての福祉サービスを横断的・包括的な情報開示・第三者評価システムを構築するため検討しています。7月までに中間報告をまとめ、検討している評価システムが円滑に実施できるかを今後モデル事業によって検証する予定です。

トピックス
平成17年度補正予算案(6月県議会)のポイント
−戦略プロジェクト分(地域づくり)を中心に−

○県営住宅を活用した新たな地域づくりのための調査事業
○重度・重複障害者等グループホーム運営事業補助
○障害者グループホーム等支援事業
○障害者に対する差別をなくすための事業
○障害者タイムケア事業
○家族再統合モデルプログラム作成事業
○まっ白い広場(プレーパーク)づくりモデル事業
○新たな地域福祉像実現支援事業
○千葉県障害者就労事業振興センター(仮称)の設立を支援する事業
○地域総合コーディネーター育成研修事業
○マディソンモデルを活用した精神障害者の地域社会への移行モデル事業
○中核地域生活支援センター「就労支援ワーカー」配置モデル事業
○中核地域生活支援センターと県弁護士会のタイアップ事業
○子育て応援人材育成バンクづくり支援事業
○子育て相談・情報提供事業
○「健康福祉千葉方式」の新世代リーダーを育成する事業
○福祉サービス第三者評価モデル事業
○子育て地域力強化モデル事業
○あなたに合わせた支援事業全県下普及事業
○健康福祉リソースセンター基盤整備事業

平成17年度中核地域生活支援センター一覧

名称電話住所
なかまネット047−487−2941八千代市村上4472−5 KEIYUビル3階
がじゅまる047−300−9500市川市大洲1−14−4 東洋荘101
ほっとねっと047−309−7677松戸市新松戸3−15 K.S.12ビル2階B号
あいネット04−7165−8707柏市柏5−2−17
のだネット04−7120−4112野田市木間ヶ瀬5423−1
すけっと043−483−3718佐倉市表町1−18−7
香取ネットワーク0478−50−2800佐原市北1−11−18
海匝ネットワーク0479−60−2578旭市イ−1775
さんぶエリアネット0475−54−6664東金市東新宿19−4
長生ひなた0475−22−7859茂原市長尾2694
夷隅ひなた0470−60−9123大原町深堀689−1
ひだまり0470−98−2211鴨川市東町929
望みの門いきいき福祉ネット0438−25−1151木更津市富士見1−2−1 アクア木更津8階
ふる里学舎地域生活支援センター0436−36−7762市原市今富1110−1

* 中核地域生活支援センターでは、児童、高齢者、障害者といった対象者種別にとらわれず、福祉行政全般にわたる相談に365日・24時間体制で応じています。

☆編集後記☆

第一回発行者
千葉県健康福祉部
健康福祉指導課
〒260-8667
千葉市中央区市場町1-1
TEL 043-223-2607
FAX 043-222-6294

 健康福祉千葉方式がスタートして約4年が経過しました。この間、民間の方々と行政の協働で様々な計画・事業が展開されてきましたが、ちばの福祉の動きをリアルタイムで広報していくための媒体として、「ちば福祉news」が刊行されることになりました。このnewsは、分野横断的そして民間と行政の協働による発行であり、発行者は今後バトンタッチ方式に各団体等に引継がれて行くことになります。(立候補をお願いします。)
 多くのご意見を「khjoho@mz.pref.chiba.jp」、「千葉方式ML」、等に寄せていただければと思います。(ライラック)


千葉県ホームページ「健康福祉・情報の森」  http://www.pref.chiba.jp/johomori/

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